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<列車探訪>南海高野線”天空”に乗る

<列車探訪 1>南海高野線”天空”に乗る
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2009年8月11日、スルッと関西3dayチケットを使い、南海高野線に登場した展望列車”天空”に乗ってきました。
 この”天空”は、2200系2両をベースに改造した車両。もとは南海高野線で高野山へ向かう急行として活躍し、今は支線で運用されている車両です。
 リニューアルされた車両はまったく別物の雰囲気。色は深い緑に赤いライン。さすがは塗りたてだけあって、ピカピカに光っていました。写真で見るよりもずっといいデザインだと感じました。

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 天空は、橋本から極楽橋を結びます。停車駅は、途中、九度山と学文路のみ。扱いは臨時となっており、駅の表示も臨時扱いになっています。
 たいてい、橋本から極楽橋へ向けて乗車すると思いますが、お盆の時期で高野山へお参りに来る人の多さを考え、まずは極楽橋へ行ってから、橋本へ折り返す”天空2号”に乗車しました。

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 極楽橋駅には、優等列車の空席状況が表示されるようになっています。高野山へやってくる列車は満員でしたが、折り返す列車はどれもガラガラでした。天空は、午前中に折り返す2号は「残席あり」になっていますが、午後に折り返す4号は「満席」になっています。日帰りで高野山にお参りにくる方が多いのでしょうか。

 極楽橋の駅で天空2号の乗車券を買おうと思い、駅員さんに声をかけると、
「高野山駅で購入してきてください。」
とのこと。
 しかたなくケーブルに乗って高野山駅へ向かおうとすると、先程の駅員さんが
「空席がたくさんあるようですから、車内で女性車掌から購入していただいてもご乗車いただけます。」
と知らせてくださいました。

 それから30分ほど待つと、”天空1号”が入線してきました。
 
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 この日、お盆参りの人で、高野山へ向かう列車は軒並み満員でしたが、”天空1号”も満席で入線してきました。まずは上々の滑り出しのようです。

 極楽橋駅では、写真撮影を楽しむ家族の姿が目立っていました。列車が到着後も、しばらく列車周辺には人が絶えません。鉄道ファンではない、一般の乗客の評価もなかなかいいようです。

 列車内に忘れ物があったようで、若い乗務員の方がケーブルカーに向かって一生懸命乗客を追いかけていました。

「こうやって電車に乗ることを喜んでもらって、南海ファンを増やしていかんとあかん。速けりゃええってもんやないんや。喜んでもらえるサービスもせなあかん。」
と話す年配の乗務員の姿もお見かけしました。

 乗務員の意気込みやサービスにかける情熱は、南海ファンとしてはとても嬉しいです。南海電車は、ラピートのように素晴らしい車両を使っていてもアピールが下手な面があるので、ぜひともアピール上手になってほしいと思います。

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 車内は、写真のように片側に向いた座席配置。これは、南海高野線が高野山に向かって右側に谷、左側に山があるため、展望のよい谷側に向けて座席を配置しています。
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 座席だけではなく、窓も谷側は大きな窓を採用。山側は従来通りの窓のままになっていますが、変更なしとは思えないほど見栄え良くリニューアルされています。
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 ぱっと見ただけでは気づきませんが、シートの模様の中にはモリアオガエルが描かれています。木を使った内装は、明るい中にも落ち着いた雰囲気があってなかなかいい感じです。
 背もたれは低めで、ソファのようにもたれて座ることはできませんが、クッションはなかなかのものでした。
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 車端部には、4人がけのボックス席も用意。大きなテーブルもあり、家族連れには重宝されそうです。このボックス席は、窓の下にも細長い窓があり、売りである眺望を満喫することができるようになっています。

 また、座席指定にはなっていないと思いますが、車内には畳を使った座席もありました。極楽橋方面の先頭には、全面展望を楽しめる座席もあります。

 極楽橋で下車してきたお客さんの反応の良さも納得です。 

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 窓は大きく、横幅が広いこともあって、さながらハイビジョンテレビのようです。
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 高野下などの駅では、左の写真のように花が飾られている様子も見ることができます。地元の方が植えておられるそうですが、観光列車らしい粋な計らいです。

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 この列車の一番の売りが、この「展望デッキスペース」ではないでしょうか。もともとドアがあった場所を、オープンデッキにしています。写真を撮るにはうってつけの場所です。
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 乗客が入れ替わり立ち替わり、このデッキにやってきていました。もう少し涼しい時期になれば、さらに魅力も増すことと思います。

 ここで少し気になったのは、天空車内では車窓の見どころをアナウンスしているのですが、この展望デッキスペースには残念ながらスピーカーがありません。聞き耳を立てながら漏れ聞こえてくる声を聞いていましたが、多客時には聞き取りは難しそうです。
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 それを補うかのように沿線ガイドも置かれていますが、今後車両リニューアルの際にはぜひともスピーカーを設置してほしいものです。


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 高野山が世界遺産に登録され、南海高野線はここ数年活気づいています。高野線沿線は道路の整備状況が今一つで、鉄道が比較的有利な状況にありますが、京奈和道が全通したときに大阪や京都方面からのアクセスがよくなれば、バスとの競争も激しくなります。そうしたときのことも考え、高野線はより魅力的な観光鉄道をめざすべきだと思います。

 天空の運行は一つ大きな前進だと思いますが、展望が開けるように、草刈りをする、沿線にアジサイや紅葉を植えるなど、高野山への行き帰りを楽しめる鉄道にするため、今後も南海電車にはがんばってほしいものです。
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[227] 明けましておめでとうございます。

 自分も昨年、お盆の期間に天空の自由席に乗車した事があります。2208Fの指定席車は乗れませんでしたが、ゆっくりとした時間を楽しめました。今度、乗る機会があれば指定席に乗りたいです。

[230] haguruma5751さん、こんばんは

haguruma5751さん、こんばんは。
天空に乗車するために極楽橋へ行きましたが、これまでとは違い外国人観光客の多さに驚かされました。世界遺産に登録されたことの影響の大きさを目の当たりにしました。
極楽橋から橋本へ向かう天空はすいていましたが、極楽橋に到着してきた時は4両編成から満員の乗客が降りてきて、天空の前で記念撮影をするなどけっこうな盛り上がりようでした。
乗務員のみなさんも何だか興奮気味で、高野線を盛り上げていこうという意気込みが伝わってきました。
働いている人たちの意気込みが伝わってくるようすを目の前にすることができ、ファンとしてその様子を伝えたいと思って記事にしました。
高野線は大量の乗客をさばくにはいろいろ制限がある路線ですが、施設を拡充しなければならないようになり南海電車が悲鳴を上げるほどに盛り上がって欲しいと願っています。

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